先進国の中でも最も早く超高齢化社会を迎える日本では、健康寿命を伸ばすための様々な取り組みが行われています。
健康寿命を伸ばすためには、生活習慣と各種疾病や老化との関連を明らかにすることが喫緊の課題ですが、近年の研究の中で、活性酸素・フリーラジカルで惹起される酸化ストレスが老化、がん、内臓性疾患、神経疾患、免疫疾患に関与することが明らかになってきました。
当会は産学官の学際領域の研究者、事業者が連携して酸化ストレスの計測・評価方法や制御理論を構築し、啓蒙することで健康寿命の延伸をはかり健康長寿社会の実現に貢献する事を目指します。
また、当会は「大隅ライフサイエンス研究会」の運営を通じて広くライフサイエンス研究等の発展にも貢献します。
NEWS
2023年5月16日 |
PH会 第25回講演会を開催します |
2023年3月14日 |
長野県から認定特定非営利活動法人としての認定を受けました |
2023年2月7日 |
PH会 第24回講演会を開催しました |
2022年12月8日 |
大隅ライフサイエンス研究会 第8回シンポジウムを開催しました |
2022年11月29日 |
PH会 第23回講演会を開催しました |
2022年11月29日 |
第1回「KURIHARA技術賞」を授与しました |
2022年9月26日 |
主たる事務所の所在地を長野県長野市に変更しました |
2022年9月17日 |
Advanced PH会を開催しました |
2022年8月1日〜31日 |
2022年度「大隅ライフサイエンス研究会奨励賞」の募集を行いました |
2022年8月22日 |
PH会 第22回講演会を開催しました |
2022年7月4日 |
大隅ライフサイエンス研究会 総会・第7回シンポジウムを開催しました |
2022年6月11日 |
Advanced PH会を開催しました |
2022年4月26日 |
PH会 第21回講演会を開催しました |
2023年5月16日(火) 第25回講演会のご案内
日時
2023年5月16日(火)
○講演会 14:50-16:50(開場14:30)
○懇親会 17:00-
会場
インテリジェントロビー・ルコ
東京都新宿区揚場町2-1軽子坂MNビル1階
(JR飯田橋駅 徒歩3分/地下鉄飯田橋駅B4b出口 徒歩1分)
参加費
○講演会 無料
○懇親会 5,000円
主催
特定非営利活動法人 科学的根拠に基づく健康寿命を伸ばす会
プログラム
重粒子線がん治療はなぜ効くのか―その鍵を握るDNA損傷の特徴と修復について―
赤松 憲 氏【講演者】(量子科学技術研究開発機構(QST) 量子生命科学研究所 DNA損傷化学研究チーム チームリーダー)
中野 敏彰 氏【共同研究者】(量子科学技術研究開発機構(QST) 量子生命科学研究所 DNA損傷化学研究チーム 主幹研究員)
癌の放射線治療、中でも重粒子線を用いた癌治療は、従来のガンマー線やX線と比較して細胞殺傷力の点で優れていることが分かっている。我々は、その理由がDNA損傷の構造にあると考え、2つのナノ計測技術:フェルスター共鳴エネルギー移動(FRET)による分子間距離測定、及び原子間力顕微鏡(AFM)の2つに着目し研究を行ってきた。本講演では最近得られた重粒子線癌治療効果の“エビデンス”を紹介したい。
除菌消臭剤の有効成分が超強力化学酸化剤に大化け
大久保 敬 氏(大阪大学 高等共創研究院 教授)
亜塩素酸塩や二酸化塩素は古くは漂白剤や除菌剤として使用されていた。我々はこの除菌の作用機序を明らかにし、新型コロナウイルス感染症対策用の除菌剤として応用を行った。その一方で二酸化塩素に光を当てて活性化させることで、非常に強力な酸化作用を示すことを見いだし、例えばメタンガスと空気からメタノールに変換する酸素化反応が常温常圧で進むことを発見した。本講演では、反応開発から社会実装に至るまでの取り組みについて紹介したい。
座長
中西 郁夫 氏(国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 量子生命・医学部門 量子生命科学研究所 量子レドックス化学研究チーム チームリーダー)
注意事項
感染予防の観点から、マスク着用と手指の消毒等、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
申込方法
こちらからお申込みください。
e-mailまたはFaxでのお申込みの場合は、件名を「PH会講演会参加申込み」とし、お名前、ふりがな、メールアドレス、会員種別、講演会への出欠、懇親会への出欠、ご所属、部署・役職、連絡先住所、連絡先電話番号、連絡先FAX番号を、
info@npo-sphle.org または03-5284-8532(fax)までお送りください。
申込期日
2023年5月12日(金)正午